外反母趾は痛いから曲がる？曲がるから痛い？
よく聞かれる質問があります。
「先生、外反母趾って痛いから親指が曲がるの？親指が曲がるから痛くなるの？どっち？」
答えは
「痛いから曲がってくるんですよ。」
痛いから体のあらゆるところでかばいます。
あなたも親指を浮かしたり、カカト重心のバランスになったり、
ビッコを引いて歩いたなんて経験はありませんか？
「親指を使わなくなることで、どんどん退化してしまい、その結果曲がってしまうんです。」
親指の付け根に痛みがあるときは、今まさに曲がっている時ですよというサインであり、時期なのです。
治療は、早く始めるれば始めるほど、痛みも早く取れます。
もちろん変形も食い止めることが出来るんです。
でも、
「痛みもなんとか我慢できるし」
「大きな靴にしたら大丈夫」
「まだほっといてもきっと大丈夫だわ」
この間にどんどん進行してしまうんです。
外反母趾は進行していく症状です。
残念ながら、決して勝手に良くなったりはしません。
人によっては痛みの後１〜２ヶ月で急に骨が出っ張ったり、曲がったりします。
痛みが軽いままので我慢できる程度の状態である場合でも、
我慢して２年、３年と放っておくと、親指の付け根の部分の骨が
ボコッと出てきたり親指が曲がったりします。
ただ不思議なんですが痛みだけは自然になくなってきます。
ただ、気をつけてください。
ここに落とし穴があります。
外反母趾は、痛くなったり、なんとなく痛みが楽になったり・・・
というのを繰り返しながら長い年月をかけて徐々に、でも着実にボコッと出っ張ってきます。
そして気づいたときには・・・・
外反母趾だけでなく内反小趾や浮き指、巻き爪・タコやウオノメ、O脚など
併発している場合も本当にたくさんあります。
ぜひ一度、自分の足をよく見てくださいね。
外反母趾だけでない他のものが１つ２つありませんか？
覚えておいて欲しいキーワードは
『外反母趾は痛いときが曲がるとき」
これをしっかり知っておいてください。
そして、それ以上ひどくしないで最小限に食い止めてください。
それは可能だし、早ければ早いほど効果が高いです。
是非、体のサインをしっかり受け止めて対処して欲しいのです。
そのままにしておくと、どんどん進行していく症状です。
少しでも・・・１日でも早く開始すると必ず良くなるものです。
放っておくと寝たきりになってしまうこともあります。
まずは足をしっかり観察しましょう。
そして今、自分の足がどんな状態なのかを把握することが大切です。
そしてその状態に合わせて最適な対処をする必要があります。
決して対処を遅らせたり、諦めたりしないでください。
「諦めたら、そこで試合終了です。」
あなたの足の状態があなたの未来を決めると言っても過言ではないのですから！
諦めなければ、あなたもきっときっと大丈夫。
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