外反母趾は親指の問題ではない!?
こんにちは!
(自称)外反王子こと加納芳郎です。
そろそろ浸透してきたかな?
ん?
初めて聞いた?
はい!
謙虚な気持ちを忘れずに
『世の中の外反母趾を無くす』
という理念が達成されるまで頑張っていきます!m(_ _)m
外反母趾に悩んでいる人は、
まず自分の足の状態をよく知ることから
始めてください!!
この機会に、じっくり観察してみましょう。
どうしても曲がった親指、または親指の付け根の出っ張りに目が行きませんか?
しかし、
実は外反母趾は親指の問題ではないのです。
そもそも、誤った理解をしていると・・・
むやみに親指の角度を戻そうと間違った対処をしてしまいがちです。
その結果
状態を悪化させてしまうケースが多く見受けられます。
そうならない為にも、外反母趾についてどんどん説明していきたいと思っています。
あなたは外反母趾が1つだけだと思っていませんか?
じつは「外反母趾」は5種類あるって知っていますか?
① 親指の付け根が「く」の字に曲がる靭帯性外反母趾
② 親指の付け根がポッコリ飛び出す仮骨性外反母趾
③ その二つ(①+②)が同時に起こる混合性外反母趾
④ リウマチなど他の病気に起因する病因性外反母趾
⑤ 指がハンマーのように曲がってしまうハンマートウ性外反母趾
これらの外反母趾が組み合わさっているケースも少なくありません。
靭帯性外反母趾
「外反母趾」というと、このタイプをイメージする人が多いのではないでしょうか?
だからこそこの靭帯性外反母趾とはどういう状態なのかを、ぜひ知ってもらいたいと思います。
靭帯性外反母趾とは、
開帳足になることによって足の横幅が広がる
↓
親指からカカトにつながっている筋肉や靭帯に引っぱられる
↓
親指が元の位置に戻ろうとする
↓
親指が曲がってしまう
こんな流れで起こってしまいます。
このタイプの外反母趾の方に共通するポイントとは?
それは
内側に大きく潰れてしまい、足首が捻れてしまう
ということです。
足が内側に倒れてしまうことで、土踏まずがつぶれて扁平足になってきます。
同時に、足のバランスが崩れてしまい開帳足になります。
すると、本来は足にある3つのアーチ(=クッション)が機能しなくなってきて
ペタッとした薄い、衝撃を吸収できない足になってしまいます。
内側に倒れてしまう足は、体重を支える部分が大きく崩れます。
特に、指の付け根や親指の側面は、本来はそれほど強い負担がかかる所ではないので
組織を守るため、皮膚が硬くなったりタコやウオノメが出来やすいです。
健康な足にある3つのアーチが機能しなくなると、まっすぐ立てなくなります。
足が内側に倒れやすい人は、バランスが崩れているため、さらに大きく内側に倒れることになります。
その結果、内側体重になり、歩くときに親指の側面で蹴るようになってしまいます。
靭帯性外反母趾の人は、親指がねじれてしまうのです!
これは、筋肉や靭帯に引っぱられるせいで起こってしまう現象です。
これは、蹴り出す時や体重をかけた時の足の状態です。
健康な足は、親指にまっすぐ体重を乗せることができます。
靭帯性外反母趾の足は、内側に体重がかかり過ぎてしまいます。
親指の側面にタコが出来ている人は、ほぼ靭帯性外反母趾と言っていいでしょう。
あなたの足はどうですか?
私たちが、しつこいくらい
外反母趾の原因が『習慣』
だと言っている理由の大半はここにあります。
外反母趾がひどくなってからハイヒールやパンプスを履くのをやめませんでしたか?
その結果どうでしたか?
外反母趾は改善しましたか?
残念ながら外反母趾はどんどん進行し続けたでしょう。
親指の側面で蹴り出す = 親指が曲がる方向に強い力がかかる
実は、これが誰も知らない外反母趾を改善するうえで、
必ず知っといて欲しい最重要ポイントです!!
これを解決しない限り、残念ながら
日を追うごとに・・・いや、
一歩一歩歩くごとに
この動きが繰り返されて
あなたの外反母趾は着実に進行していきます。
あなたは1日何歩歩いていますか?
多い人で1万歩以上歩いていますよね。
一旦、外反母趾になってしまうと正しい対処をしない限り
親指はどんどん曲がっていってしまうことがわかると思います。
さらに、
角度がきつくなればなるほど
外反母趾が進行する(曲がっていく)スピードは上がります。
1日に歩くのが少なくても1000歩としても
1年で36万5000歩です。
1日3000歩なら
1年で100万歩を超えていきます。
ですので当然、
対処は1日でも早く始めるほうが良い
というのはわかってもらえると思います。
パンプスやハイヒールのような靴を履いていなくても
外反母趾が進行していくことはこれでおわかりになるでしょう。
ましてや、パンプスやハイヒールなどの先の細い靴を履けば
親指や小指を悪いほうに圧迫しているのですから
・・・・
なんとなくわかると思います。
このブログが
あなたの外反母趾を改善する上で
少しでも手助けになることを願っています。