【いまさら恥ずかしくて聞けない】外反母趾って何??
日本人に増えている外反母趾
外反母趾という言葉はよく聞きますが、具体的にどのような症状があるのでしょうか?
外反母趾は日本人だけに限らず、海外でもメジャーな足の病気です。
むしろ、昔はアメリカやヨーロッパに比べて日本人の外反母趾患者数は圧倒的に少なかったのです。
しかし、畳や下駄の生活から靴を履く機会が増えた現代では、外反母趾を発症する人が増加するようになりました。
なかには、小学生の子どもでも外反母趾の痛みに悩んで専門機関を受診する例もあります。
このようにたくさんの人が悩む外反母趾について、ここではそのメカニズムや種類をご紹介します。
「もしかして私も外反母趾なのかも…」と思っている人は、自分の足の状態と照らし合わせてみましょう。
外反母趾とは何なのか
なぜ外反母趾になるのでしょうか?
外反母趾になる理由はさまざまで、原因を一つだけに絞ることは難しいです。
まれに、生まれつき外反母趾を患っている人もいますが、外反母趾のほとんどが後天的に発症します。
外反母趾は親指の付け根の骨が曲がり、その角度が15度以上になっている状態です。
角度が大きくなればなるほど症状が重くなり、40度以上になるとかなり重症化しているといえます。
足の親指が圧迫されたことによって、親指自体は内側に、その反動で親指の付け根が外側に飛び出します。
するとこの飛び出した関節が、靴の壁にこすれて痛みや炎症が起きるようになります。
なかには親指が曲がるだけで、痛みが起こらない人もいます。
「痛みが無いなら、放置してもいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、外反母趾は足だけでなく、体の歪みや頭痛、肩こりなどの全身症状に関わってくるため、早めの治療が大切なのです。
開帳足と外反母趾
外反母趾の発症には、「土踏まず」が大きく関係しています。
健康な人の足の裏を見ると、土踏まずの部分がへこんでいます。
ただへこんでいるだけのように見えますが、人間の足は内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチの3つのアーチがあり、このアーチが膨らみを形成することで体重を支え、地面からの衝撃を吸収することができています。
この3つの中の横アーチが崩れると、外反母趾になる可能性がぐっと高くなります。
足の横アーチは、横アーチ筋という筋肉によって構成されています。
横アーチ筋は、中足骨という足の骨の間に4本存在します。
この横アーチ筋が正常に働いていれば、足の骨と骨を寄せ付けてアーチを作ることが可能です。
横アーチが無くなると、骨同士を寄せ付けることができなくなり、ぺたーっと広がった「開帳足」と呼ばれる足になってしまいます。
開帳足になる原因として、足の筋肉の低下が一番に挙げられます。
運動不足になると筋力が低下するように、足の横アーチ筋も使わなければ衰えていきます。
また、足に合わない靴を履いて足に無理な負担をかけることも、開帳足を引き起こす要因になりかねません。
自分の足を見てみてください。
横のアーチが無く、足の裏全体が床についてしまって横に平べったい形になっていたら、開帳足の可能性があります。
また、「最近靴の横幅がきつく感じる」「靴のサイズが大きくなった」という人も開帳足になっている恐れがあります。
外反母趾の種類
外反母趾はその原因や状態によって、いくつかの種類に分類することができます。
今回は、以下の4つのタイプの外反母趾についてご紹介します。
①靭帯性外反母趾
外反母趾には様々な理由が考えられますが、靭帯性外反母趾は親指の角度は正常値を超えているものの、先天的な要因・後天的な要因が両方とも無い外反母趾のことを指しています。
足の変形以外に、特筆する症状がない場合も多く、状態が悪化するまでなかなか気づかれにくいタイプの外反母趾でもあります。
ただし、悪化するとしびれや痛みが出ることも多く、中には指の骨が脱臼してしまうケースもあります。
靭帯性外反母趾にいち早く気付くためには、靴を履いた時の違和感や歩行時の小さな痛みなどを見逃さず、気になることがあればすぐに専門機関に相談することが重要になります。
②腱膜瘤型(仮骨性)外反母趾
親指の付け根にある第一中骨頭部が突出して発生する外反母趾ですが、その骨が靴の壁で擦れるなどして、骨の中にある腱膜が炎症を起こして腫れている状態の外反母趾です。
この腫れのことを「腱膜瘤(バニオン)」といいます。
このタイプの外反母趾は、親指の変形自体はそれほど激しくなくても、炎症による腫れが激しく、強い痛みを伴うのが特徴です。
痛みや腫れが強いので、その部分をかばうような歩き方になり、タコや魚の目ができたり足全体の負担が増して、靭帯や筋肉の機能が衰える可能性もあります。
③ハンマートゥ性外反母趾
生まれつき足の指がほかの人より長く、指がハンマーのように縮こまっている人の足をハンマートゥといいます。
他にも足先が細すぎる・指が上を向いてしまっているといった特徴的な足の形をしている人がなりやすい外反母趾のタイプです。
この足の形は、先天的に外反母趾になりやすい要素を持っている足の形なのです。
ハンマートゥは、地面からの衝撃を吸収するためのクッション性が低く、衝撃をそのまま受けてしまうため、ちょっとした衝撃や負荷で、すぐに外反母趾になってしまうのです。
④病変性外反母趾
発症の原因を一つに絞ることが難しい外反母趾ですが、病変性外反母趾は比較的原因を明らかにしやすいタイプです。
この外反母趾は、交通事故などで大けがを負ったり、骨折をした場合もしくはリウマチやへバーデン結節といった手足の変形がある病気を患ったことで発生します。
病原性の外反母趾は、原因となった疾病を治さなければ改善することはできません。
変形そのものを手術で治すという手段がとられる場合もありますが、一般的には変形がそれ以上進行しないように保存する対処法が多いです。
最初の対応が肝心
外反母趾は、悪化する前の段階で適切な処置をすることが肝心です。
しかし、足の変形に気づいていても、痛みが激しくなるまで放っておく人も少なくありません。
外反母趾が進行すると、足の変形が激しくなり元のまっすぐな足に戻すことが難しくなります。
初期の変形であれば、インソールやセルフケアの運動で健康な足を取り戻すことは十分に可能です。
まずは、気になる症状について信頼できる専門家に相談してみることから始めましょう。
整骨院サキュレでは、さまざまなタイプの外反母趾に対する施術を行っております
外反母趾の症状にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
もし、それでもまだ不安・・・という方は
詳しく情報を載せていますのでぜひ一度HPをご覧ください。
神戸外反母趾センター
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