施術5回目、改善と停滞の狭間の努力
[2016年05月24日(火)] カテゴリ:
患者さん途中経過報告
どうも、外反母趾専門施術家の深谷です。
臨床報告をしていきます。
岡山県浅口市在住の50代女性Tさんです。
症状とご来院までの経緯
30年前からヒールを履き続けて痛みが出てきました。
現在は普通の靴でも、左足の裏が特に痛み、あと両親指も痛みということです。
足底腱膜炎にもなりお困りのようでした。
病院に行くも、「何もしてくれなかった」と嘆いておられました。
「おしゃれな靴が履きたい」という想いで岡山から来られたということです。
検査と状態
左足のアーチがひどく低下していて、歩くたびに指の付け根の骨が地面にたたかれるような状態でした。
さらに、長年ヒールを履いていたようで、親指の付け根が非常に過敏になっていて、指で触れるだけでも嫌な感覚、痛み、にさいなまれていました。
右足は親指の曲がりがひどくなりつつあり、人差し指に乗り上げようとしていました。
足指の筋力、器用さともに悪く、足が退化したような状態でした。
施術5回目
今日は5回目の施術を受けに岡山からやってきていただいたのですが、
ようやく「左足の裏の痛みがまし」とのご報告をいただきました。
これは、アーチを何度も作る施術と、日々の運動によりもたらされたものです。
しかし、親指の付け根の痛みは施術をするごとに良くなるのですが、いまだ良い状態が定着していません。
この場合、足の内側全体の筋肉の膜の緊張により、親指がゆがんでくることが考えられます。
そして、お尻に筋肉不足により、股関節と膝との関係性が保てなくなり、膝から下が内回りにねじれていることが考えられます。
T.Mさんには、股関節のストレッチと、お尻を引き締めるエクササイズも頑張っていただくようにお伝えしました。
次回の施術がどうなっているか、またご報告させていただこうと思っております。