知っているようで知らない【外反母趾の手術】って何するの?
こんにちは。
神戸外反母趾センターサキュレのハニカミ王子こと
外反母趾矯正認定施術家のタニタクこと谷卓弥です。
あなたは外反母趾の手術どこまで知っていますか?
よく患者さんと話していると
【手術しないと治らないと思ってた】
という方が圧倒的に多いです。
しかし、いざ聞いてみると・・・
- 手術がどんな内容なのかは知らない
- 再発はしないと思っていた
- その後のリハビリのことは考えてなかった
という方がほとんどでした。
そこで今回は知っているようで知らない
外反母趾の手術についてお伝えします。
手術以外の対策法には何がある?
女性にとっては、現代病のひとつともいうべき外反母趾ですが、ひどくなると痛みで歩くことすらままならなくなります。
母趾の付け根がゆったりしすぎる靴では、外反母趾がかえって悪化する原因となりえます。
アーチ構造の低下のため足底痛がある場合には、足底板(インソール)を挿入しアーチを持ち上げることで疼痛の軽減が図れます。
しかしこれら保存療法は、あくまでも痛みを緩和するための対症療法であり、外反母趾そのものを改善する効果はほとんどありません。
これらの保存療法であるテーピングやサポーターを使っても痛みがおさまらない場合や、変形の度合いが強すぎて普通の靴を履けない場合などに一般的に、お医者さんから手術を勧められるかと思います。
あなたもそんな経験があるのではないでしょうか?
今回は、外反母趾の手術内容および気になる入院日数・費用など気になるポイントについてもあわせて見てみましょう。
①手術の内容とは?
外反母趾の手術の方法の数はかなり多いです。
100種類以上あると言われています。
それだけ外反母趾は治しにくく手術法を確立しようといくつも考えられているのです。
その手術方法の中にも骨を切る場所が異なったり、プレートを入れたりします。これは外反母趾の進行の度合いによって選択されているようです。
その中で、もっとも一般的かつ多いのは中足骨を切って角度を変えてくっつける方法です。
体の中心方向に飛び出した部分の骨を少しだけ切除する方法
や骨の中ほどを少し切除して針金やネジで固定する方法などがあります。
症状がより強いと、中足骨の端を切除して人工関節(シリコン製など)に置き換えたりすることもあります。
しかし基本は内側にはずれた第1中足骨骨頭を元の位置に戻すために、第1中足骨を骨切りし軸を矯正します。
一般に程度の軽い例には第1中足骨を遠位(からだからより遠い方)で骨切りし、重い例では近位(からだからより近い方)で骨切りします。
近位骨切り術では、母趾関節外側部での軟部組織の剥離と内側部での関節包の縫縮を同時に行います。
足の人差し指が浮いて足の甲側に脱臼する例には、関節包の剥離や中足骨の短縮を行います。
外反母趾の手術は全身麻酔か局所麻酔を行った上でするものなので、痛みはありません。
当然、骨を真っ二つ切断するわけですから、術後は強い痛みや足の腫れが出ます。
リハビリもかなり頑張ってもらう事になりますし、その後もインソールなどを入れた靴を履いてもらう必要があります。
②手術の問題点とは?
手術により母趾の変形は十分矯正されますが、もちろん問題もある訳です。
・母趾が術後まったく動かなくなる、動きが悪くなること
・骨切り部で骨癒合が得られても術後3ヵ月程度腫れが残るため、その間通常の靴が履きづらいこと
・手術をしたのに痛みが取れない
・足の形が逆に悪くなる(稀に)
・再発することもあること
保存的治療、手術的治療双方のメリット、デメリットをよく理解した上で治療法を選択する必要があります。
③手術にかかる費用は?
外反母趾の手術にかかる費用は手術の方法や症状によって変わってきます。
目安ですが、手術にかかる費用は片足で20〜30万円くらい。
両足で30〜40万円くらいになります。(検査・麻酔代込み)
これに健康保険が適用されるので、3割負担で、6~9万円くらい費用がかかります。
両足なら9~12万円くらいです。
そして上の費用は手術代だけです。
手術前の病院代や手術後の入院費用、通院費用が別に上乗せされます。
入院日数は、手術のあとは1週間~1カ月くらい入院することが多いようです。
中には日帰りで外反母趾手術が受けられる病院もありますが、手術直後の日常生活には大きな不便を伴います。
予後のことも考えて、よほどの事情がない限り、きちんと入院して足をいたわる事をお勧めします。
④外反母趾手術に失敗はある?
残念ながら・・・あります。
最近では外反母趾の症例数が増えてきたからなのか、病院の先生が「外反母趾の再発の可能性」についてホームページなどに載せたり、口頭で説明されるようになってきています。
サキュレに来られる外反母趾で悩んでいるお客さんが思っているのは
【手術でしか治らないと思っていた】
ってこと。
逆に言うと
【手術をすれば治る】と思っているって事です。
だけど切るのは嫌だから手術をせずに我慢していた。
その中で、再発する可能性を知っていたのは17%程度の人だけでした。
そして何よりも怖いのは、手術をしても再発した場合、手術のやり直しをするしか選択肢が無くなります。
これがあるからこそ手術は最終手段として考えなければいけません。
外反母趾の手術の方法の数はかなり多いです。
それだけ外反母趾は治しにくく手術法を確立しようといくつも考えられているのです。
・再発
外反母趾の手術のあと数年してから再発することは少なくありません。
「身近なお母さんや叔母さんが手術をしたけど再発したから来ました」と言って来られる方が、サキュレに来られる外反母趾のお客さんの36%を占めます。
そのお話を聞くと平均して2年で再発しています。
手術は根本的な治療ではないからです。外反母趾の原因を、取り除かない限りは再発することがあるんです。
・痛みは?
外反母趾の手術をしたのに痛みがとれない。手術前とは違うところに痛みが出てきた。そんなことが少なくはありません。
手術をしたら確実に良くなると思っていた人にはショックが大きいですよね。
・親指が動かない
手術の失敗により足の親指が全く動かなくなることがあります。
親指が動かないと歩きづらくなってしまいます。
その結果、結局再発するといったことも多いです。
・足の形が悪くなる
多くはありませんが、外反母趾の手術をしたのに失敗により、逆に形が崩れてしまうことがあります。
こういった失敗のリスクがあるので、手術は全てやりきったのに良くならない最終手段として考えて下さい。
もし行う場合には再発防止をしっかり指導してくれる外反母趾専門の病院を探しましょう。
外反母趾の原因をもう1度再確認してみましょう!
⇨ 外反母趾の原因とは?(クリック)
手術を選択する前に自宅でセルフで出来る痛みの改善法
⇨外反母趾のほとんどの方がしているペタペタ歩きの改善法とは!!
⑤手術を急がない方が良い場合も
外反母趾は手術をすればすぐ簡単に良くなると思われたりするかも知れませんが、実際はそう簡単ではありません。
なんとか解決したいと病院に行ったけど、医師に「手術しないと治らん」と軽く簡単に言われて腹が立ったとサキュレに来られたお客様も実際かなり多いです。
医師によっても外反母趾のことを軽く考えている方も多いということでしょう。
長い間外反母趾の状態が続くと、その状態でバランスが取れてしまって手術を行った事で逆に歩きづらくなる場合もあるのです。
外反母趾ではあるけど痛みが無い、という場合は早急な手術よりも変形した足に合ったインソールなどで矯正をするという選択肢もあります。
とにかく手術を急ぐということではなく、専門家と相談し、慎重に判断するようにしましょう。
もし手術をする場合でも、外反母趾の専門でやっている病院にお願いして下さい。
なぜ私たちがこんなことを言うのかというと・・・
・実際に手術をしたけど再発した
・インソールやテーピングなど全部試してきたけど良くならない
・形が悪いけど痛くないから大丈夫だと思っていたけど急に悪化した
・手術をしたけど痛みも取れないし形が余計に悪くなった
こんな方をたくさん見てきたからです。
私は手術が悪いこととは思いませんし、手術は素晴らしいものだと思っています。
ただ、判断を間違えてしまうと、あなたの人生において取り返しのつかないことにも成り兼ねません。
「悪くなったら手術をすればいいか」
そんな簡単に考えないでくださいね。
だから最終手段にまで取っておきましょう。
手術をしても良くならない理由もあります。
その理由を再確認しておきましょう。
あなたの足を是非とも大事にしてあげてください。
90歳まで自分で元気に歩ける足を手に入れて下さい。
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